「スマホを見ていると、いつの間にか首が前に突き出ている」「肩から首にかけて重だるい」そんな感覚はありませんか?デスクワークやスマホの使用時間が長い方に増えているのが、通称”スマホ首”(ストレートネック)です。実は、この不調の多くは”寝ている間の姿勢”、つまり枕によって悪化させてしまっているケースが少なくありません。今回は理学療法士の視点から、スマホ首の方に合う枕の選び方とおすすめの商品をご紹介します。
スマホ首に枕が効く理由
本来、首の骨(頸椎)はゆるやかなカーブを描いています。しかし、長時間のスマホ操作やデスクワークで頭が前に出た姿勢が続くと、このカーブが失われ、まっすぐな状態、いわゆる”ストレートネック”になっていきます。
問題は、日中の姿勢だけでなく睡眠中も影響を受けるという点です。高すぎる枕・低すぎる枕は、寝ている7〜8時間もの間、首に不自然な角度をかけ続けることになり、日中の負担に追い打ちをかけてしまいます。逆に言えば、正しい枕を選ぶことで、寝ている間に頸椎本来のカーブを支え、回復を助けることができるのです。
枕選びの3つのポイント
① 高さの合わせ方
枕の高さは「仰向けで寝たときに、目線がやや下向きになる高さ」が目安です。高すぎると首が前に折れ曲がった状態(まさにスマホ首と同じ姿勢)が一晩中続いてしまいます。逆に低すぎると首が反りすぎて、こちらも頸椎に負担がかかります。横向きで寝ることが多い方は、肩幅の分だけ高さが必要になるため、仰向け用よりもやや高めが適切です。
② 硬さ・素材
柔らかすぎる枕は頭が沈み込みすぎて高さが安定せず、硬すぎる枕は頭部への圧力が集中しやすくなります。低反発ウレタンやパイプ素材は高さの微調整がしやすく、スマホ首対策としては扱いやすい部類です。
③ 形状
中央がややくぼみ、両端が高くなっている形状の枕は、仰向け・横向きどちらの姿勢でも首を支えやすく作られています。寝返りを頻繁に打つ方は、こうした立体形状のものを選ぶと、姿勢が変わっても首への負担が変わりにくくなります。
【まずは試したい方へ】タオルで代用する方法
いきなり枕を購入するのが不安な方は、バスタオルを使って高さを試すことができます。バスタオルを丸めて筒状にし、今使っている枕の下(または上)に敷いて、寝たときの首の角度を確認してみてください。心地よい高さが見つかったら、その厚みを目安に枕を選ぶと失敗しにくくなります。
おすすめのスマホ首向け枕
ここからは、理学療法士の視点で選んだ、スマホ首の方におすすめの枕をご紹介します。今回はレビュー評価が高く、寝姿勢別にラインナップが揃っている「ヒツジのいらない枕」シリーズから、タイプ別に3つ選びました。素材はいずれもTPE(熱可塑性エラストマー)で、体圧を分散しながら首をしっかり支えてくれます。
「ヒツジのいらない枕」シリーズの特徴
このシリーズには、医療機器やスポーツ用品にも使われている「TPE」という新素材が使われています。ゴムのような柔軟性で首元の形に合わせて変化するため、隙間なくフィットしやすいのが特徴です。あえて重みを持たせた設計により、寝返りを打っても一晩中ずれにくくなっています。
内部構造には三角形を組み合わせた格子状の設計が採用されており、四角形の格子よりも接点が多いため、頭や首・肩にかかる圧力を広い面で分散してくれます。また、この構造は通気性にも優れているため、寝ている間に頭に熱がこもりにくく、暑さによる余計な寝返りを減らす効果も期待できます。
枕本体には活性炭が配合されており、汗のにおいなどが気になりにくいのも嬉しいポイントです。専用の枕カバー付きで届くうえ、水洗いにも対応しているため、清潔に長く使い続けられます。
ヒツジのいらない枕 -調律-
低め〜標準サイズで、自分に合う高さがまだわからない方でも扱いやすいモデル。柔らかめの触り心地で、小柄な方にもフィットしやすい設計です。
こんな方におすすめ:自分に合う高さがまだわからない方・小柄な方
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